2003.12.31 第7回 「お正月のお茶」
2004.02.04 第8回 「立春より数えて...」
  2004.07.29 第9回 「お茶の保存」

第7回 正月のお茶
みなさんが年末や年の初めにお茶やさんへ行くと「大福茶」の看板を
見かけると思います。
「お正月用にいかがですか〜」と声をかけられることもあったかと思います。
この大福茶、本来「王服茶」と称していました。

その昔諸国に悪疫が流行した時に「空也上人」という人が憐れんで十一面観音を
作り洛中を回りました。そして観音様に供えたお茶を病人に興したところ
多くの方が癒されたそうです。それを当時の62代村上天皇が大変喜び、自らも
元旦と節分にはかならず服したそうです。
王が服むお茶ということで王服茶。それが時代と共に大福茶となり今日に伝わります。

地方によりいろいろ習慣はあるでしょうが、東京では梅干し、昆布、勝栗、など
おめでたいものをお茶と一緒になったものも売っています。
「朝茶はその日の難逃れ」ということわざもあります。年末年始にお神酒もめでたく
良いものですが、元旦の朝一服のお茶を飲んでほっとしてみましょう。
本年もよろしくお願いいたします。

第8回 立春より数えて...

本日2月4日は立春ということで、「なぜ、お茶の話のコーナーに?」と
思われましたか?実は、立春から数えて88日目が皆さん御存じの
「夏もち〜かづく、八十八夜〜」なんですね。

八十八夜というのはお茶の代名詞のように使われていますが、昔はこの時期に
降りた霜でだいたい最後になり、 そろそろ種まきの時期が来たよという目安にされて
いたようです。新茶もだいたいこの頃が最盛期ということになっていたんですが、実
際ははもっと早くから茶摘みが始まります。

その年の気候にも左右されますが九州地方など温暖な場所では4月の初めから新芽が
揃い始めますし、桜前線と同様にだんだん北上して静岡地方は4月20日前後に海に
近い早場所では摘み始めます。
ただ京都地方は地形やその他の理由で北上を通り抜けてるのでだいたい5月に入って
から茶摘みが始まります。

勘定すると毎年5月2日が八十八夜に当たるんですが、今年はうるう年。2月が一日
多いので5月1日が 八十八夜です。
これを覚えておくと、そのころに話題になる新聞やテレビも「しってるもんね〜」っ
て自慢出来るし、クイズなんかにも有利かも知れません。(笑)

第9回 お茶の保存

今年(2004年)の夏は暑いです。食べ物の保存にも気を使うところですよね。
ところで皆さんはお茶をどういう風に保存してありますか?
最近はラジオショッピングなどで「200g入り10パックで○○○円 !」なんてお得な
まとめ買いを ご利用になる方も多いですよね。さて、その保存場所は?

よく耳にするのが冷蔵庫。もしくは冷凍してしまってあるというご家庭が多いです。
今は袋も発達してアルミの密閉袋に真空パックがほとんどですのでかなり有効です。
ところでいざ使う時にどうしてます?一番しないでほしいのが取り出してすぐに開封
して使う事。お茶も本来非常に乾燥した製品ですのでとくに暖かい(暑い)時期には
水分を一気に吸ってしまうんですよ。
野菜を思い出して下さい。冷蔵庫から出すと水滴がつくでしょ?あれと同じ事がお茶
でも起こるんです。冷蔵庫から出したら何時間か置いて室温とだいたい同じになってから
開封するようにして下さい。(水滴が消える頃ですね)
もちろん冬場でも暖房した部屋では同じ事が起きますから お気をつけくださいね。

それから、使い始めたお茶はどうしてます?又冷蔵庫ですか?
それはお勧めしませんねぇ。先に書いたとおり開封していない時はいいんですけど、
缶に移し変えたり、開封したものはもう冷蔵庫に入れないで常温で(卓上で)保存
するようにしましょう。
なぜかというと、冷蔵庫にはいろんな物が入ってますよね。肉、魚、野菜、ご家庭に
よっては薬や化粧品なんかも入ってますか?
お茶缶も完璧に外気と遮断してるわけではないので、匂いが移ることがあります。
口の空いた袋ではもう言わずもがなです。
ご家庭によって違いますが、だいたい夏場で10日 、冬場で2週間くらいは常温でも
大丈夫ですから、その期間ぐらいで飲みきってしまう量を知っておくといいですね。

あとはお茶屋をうまく使う事。
一応プロですので保存にも気を使っていつでもおいしい お茶をお求めになれるように
してお待ちしてますから。何グラムでもお好きなように詰め合わせしてもらいましょう。

 

このページトップに戻る

ねえ、お茶屋さんダイアリー(過去のコラム)へ

ホームに戻る